LCCとは

       

LCCは格安航空会社という意味で、Low Cost Carrierの略称です。効率化を追求することで従来の高いとされていた航空運賃の低価格化を目指している会社です。

その歴史は新しく、1970年代にヨーロッパを中心に数社が現れた程度でした。というのも国際線を運航できるのは各国政府間で認められた航空会社だけだったのです。これは日本においては日本航空だけが国際線を独占できていたのです。1970年代はボーイング747といった大型旅客機の就航により大型輸送時代が始まりました。

しかし、70年代はまもなくオイルショックを迎え、各国1社による独占状態が崩れていった時代でもあります。70年代後半にはすでに現在のLCCの元となるような航空会社が誕生し、限られた航空会社の国際線の寡占状態は徐々に崩れていきました。それでも本格的な格安航空会社の登場は2000年代に入ってからとなります。この時代はかつての寡占状態の中で繁栄を謳歌していた既存の大手航空会社が相次いで破綻していた時代でもあったのです。

2000年代は新旧の航空会社の淘汰の時代として後の世まで語り継がれることになるでしょう。2010年代の現在は大手航空会社とLCCは通常価格でのサービスとサービスを除外した低廉な航空運賃としての棲み分けを明確にしているといえます。また、時期によっては大手航空会社のほうが航空運賃が安くなるといった逆転現象が出てくることもあり、体力的に問題のあるLCCは倒産と再建を繰り返している状況であるということもつけ加えておかなくてはいけません。